日本式ピーコックセオリーはさりげなく目立つ

恋愛工学の祖でありナンパの達人であるミステリー氏のナンパ理論にピーコックセオリーというものがある。

ピーコックというのはオスのクジャクのことで、ピーコックセオリーとは目立つ服装をすることによってまわりからの注目を浴びるという、オスのクジャクが派手な飾り羽でメスを惹きつけようとする様を彷彿とさせる理論である。クジャクの世界も我々の世界と同じように価値を伝えることに成功した者のみが生き残ることができるのだ。このピーコックセオリーはニール・ストラウスの「ザ・ゲーム」でもわかるようにミステリーの代名詞ともなっているナンパテクニックである。この理論は米国の派手なパーティー文化ならではのテクニックかもしれない。ストリートナンパではむしろ目立つ服装は避けたほうがいい。遠目からでも認識されるほどの目立つ服装では声を掛ける前に視界に入りやすくなり警戒される可能性があるし、他の人に声を掛けている時も目立ってしまうかもしれない。ストリートナンパでは黒を基調としたり、ごくふつうのジャケットといった万人受けする服装でやったほうが成功率は高いように思う。ストリートナンパではむしろ目立たずにやることが定石なのである。しかし日本でもクラブならピーコックセオリーは効果を発揮する。

まだミステリーもスタイルも恋愛工学も知らなかった頃、俺はクラブでピーコックセオリーのようなテクニックを使っていた。それがピーコックセオリーとは知らなかったから完全に後付けだが、今思えば会話成立率はめっちゃ高かったし女の子のほうから積極的に話しかけてくれたように思う。目立つ服装というか、サッカー選手のようにヘアバンドを頭に巻いていた。これで声を掛けるとオープン率は100%だったし、女の子が会話の始まりに必ずいじってくれた。これは特別ぶっ飛んでるわけじゃないから取り入れやすく、それなのに目立った。ミステリー氏がやっているのはもっとぶっ飛んだスタイルなんだけど、そこまではじけるのは勇気がいるし、これはハロウィンの仮装にもいえることだが、目立つ服装はオープン率こそめちゃくちゃ高くなるが、その副作用として連れ出し率が落ちるというのがある。ハイタッチするのは簡単だが2人きりで恋愛話をするのは全然別物だろう。ゾンビ野郎は見てる分にはおもしろいだろうがキスしたいと思う女の子はいないだろう。友だちはつくりやすいが恋人はつくりにくいといったニュアンス。だからそれを踏まえて、会話のきっかけになるほどに目立ちつつ一緒に歩いていても恥ずかしくないレベルが日本式ピーコックセオリーになる。

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