美人にビビらないマインドを身に着ける大切さ「VSハイレベル美女」

ナンパ実録

今電車内であなたの隣に座っている美女も、今あなたの隣の席でコーヒーを飲んでいる美女も、おそらくもう二度と出会うことはないだろう。

街中やカフェで見かけた女の子のことを「あの子かわいいな」と思うことはよくあるが、たいていの場合、もう二度と会うことはない。行きつけのカフェや通勤の電車が同じっていうので、また出会うことはあるかもしないけど、そういう例は少数で、たいていの場合にはもう二度と会えないだろう。

でもだからと言って、もう一度会う方法がないわけじゃない。もっと夢のあることを言うと、あなたは彼女の彼氏になれるかもしれないし、あなたは今夜、彼女と一晩を過ごすことができるかもしれない。

 

ただし、あなたがナンパという夢のスキルを持っていればの話だけどね。

 

ナンパができればチャンスはつくり出せる。まぁそれが必ずうまくいくとは限らないけど…

 

もう何年も前の話になるけれど、今でも覚えている出来事がある。

 

暑い暑い夏の夜だった。

 

俺は猛烈に暇だったので、意味もなく街中をフラフラしていた。その頃の俺は無職で、たぶん日本で一番暇な人間だったんじゃないかと思う。そんな俺の前に、天使のような美女が現れたのだ。俺は、屋外喫煙所でとんでもない美女を見つけたのだ。

今もう一度出会っても最強レベルの美女だろうってほどの美女が、両耳にイヤホンをつけて喫煙所の近くにいたのだ。彼女はタバコは吸っていなかった。きっと待ち合わせだろう。スマホの画面を見ながら時折きょろきょろ周りを見ていた。

 

顔はAV女優の明日香キララに似ていた。スタイルもめちゃくちゃよかった。身長が高く、巨乳で、オシャレだった。明日香キララが好きというわけではないけど、男なら誰でもいい女だと思うであろう女の子だった。

 

俺は二度見ならぬ三度見をした。

 

どうする?

 

いや、ここで声掛けなきゃナンパやってる意味ないだろ。

 

俺はすかさず彼女に声を掛けた。

 

その頃の俺には今以上のエネルギーがあって、正直言って恐いものなどなかった。無職と言いうのもあって、失うものなどなかったのだww もちろん立派な大人ではあったが、社会に出たことがない分、良くも悪くも揉まれていなかったのだ。待ち合わせの相手がまだ来ないことを願いつつの挑戦だったが、最悪来たとしてもその頃の俺ならきっと華麗な土下座で切り抜けられただろう。

 

「おつかれ~」

こちらを見てイヤホンを外す美女。イヤホンを外してもらうのって意外に難しいんだ。でもよほど他人に無関心な奴でなければ、自分に何か話していると気付けば、えっ?となるので、イヤホンをしていても諦めずに声を掛ければ話を聞いてくれる可能性が高い。

 

「待ち合わせ?」

「はい。もうすぐ来ると思う」

なに?遅かったか

万事休す

しかし、

か、かわいい…

 

こんな美女と待ち合わせできる男とは一体何者なんだ?クソ野郎。

 

俺はダメ元で「俺と遊ぼう」と言ってみようかと思ったが、俺のメンタルが完全に彼女に負けていたので、ビビッてそれすら言うことができなかった。それと彼女の対応が想像していたよりもかなりよかったので、俺が少し話せただけで満足してしてまたっというのもあるwww

ビビった俺は苦し紛れにこう言った。

「めちゃくちゃ美人だね。街中のどこにいても見つけられると思う」

きもーwww

おいうそだろ俺。そんな気持ち悪い言葉をどこで覚えたんだ。

「ありがとう」

か、かわいい…

そこら辺の女子だったら、キモいと言われて終わっているところだぞ。

 

彼女は最後まで天使だった。

そして俺は、最後までキモかった。

 

こうして俺の戦いは終わった。

 

連絡先も聞いていないからもう二度と会うことはできない。連絡先を聞いたところで教えてもらえたかどうかは怪しいところだが。

 

ひとまず俺の夏は終わった。

またとない勝負というのは、あっという間に終わる。しかもあっけなく。

 

甲子園の試合の後みたいに座り込んで、球場の砂を持ち帰ろうかと思ったが、あいにくここは喫煙所だ。思い出にタバコの吸い殻を持ち帰ることになってしまうからやめておいた。美女が吸ったタバコの吸い殻ならまだしも、どうせおっさんのじゃねぇか。

 

その代わりに俺はこの悔しさをばねにまた大きく成長することを心に誓った。

大切なのは美女にビビらないマインドだ。

それを身に着ける必要がある。

 

ただ褒めるだけなら誰にでもできる。でもそれでは他の男と差別化できない。褒めるだけしかできないのは、マインドが負けているからだ。ナンパができれば、また会える可能性を生み出せるけど、だからって必ずそうなるわけじゃない。腕がなければ何もできないこともある。俺はもう二度と出会えないことの意味を思い知った。

それ以来俺は、ゲロを吐きたい時にはとっさに言ってしまったあのセリフを思い出すようにしている。