猪瀬元都知事の政策「都営バスの24時間運行」が廃止された時、俺はけっこう悲しかった

雑記

今から何年前だろうか?猪瀬元都知事が都政を掌握していた頃、六本木から渋谷間のバスを24時間走らせようという試みがなされた。

まず結論から言って、この政策はあっけなく失敗した。

 

理由はいろいろあるのだろう。

 

たとえば原因として言われていたのは、六本木から渋谷までのタクシー料金との比較や待ち時間の問題だ。

六本木から渋谷はけっこう近くて、タクシーの深夜料金でもさほど高くない。それに加えて深夜に六本木から渋谷に移動したいという層は、たとえばグループでクラブで遊んでいる人たちや、タクシーの出費とバスの待ち時間や、いちいち停留所で停まるということを比較した時に、タクシーを選んだほうが良いと考えるような人たちだ。

グループでタクシーに乗る場合、割り勘にするなら1人1人の負担はかなり少なくなる。タクシーなら手を上げればすぐに六本木から渋谷に運んでくれるが、バスはそうはいかない。

 

だからこの点で深夜バスは失敗していた。

 

もう一つの点として、そもそも誰が深夜の六本木から渋谷に移動したいのか?ということだった。

 

深夜の六本木から渋谷に移動する理由を持った人たちが、バス会社が収益を上げられる損益分岐点よりも多いとは俺には思えない。

 

いったい誰なんだ?猪瀬氏は誰が移動したいと考えたんだ?

 

猪瀬氏には、六本木のクラブやキャバクラで1晩を共に過ごす女の子を獲得した男たちが、その女の子と仲良くバス停でバスを待つとでも思ったのだろうか?

 

たぶんバスを待っている間に帰られるぜw

 

この計画はあまりにも杜撰さった。

 

 

 

そして猪瀬氏は都政から退き、

いつの日か、誰もこのことを口にしなくなった。

 

 

 

だけど俺は、ここまで言ってあれだけど、24時間バスって良いと思っていた。俺は学生の頃よく、1人で六本木のクラブに行って、だけど全然ナンパがうまくいかなくて、1人歩いて渋谷に行っていた。

そんな時に、バスがあったらもうちょっと早く渋谷に着けた。だからその点では、俺は猪瀬氏が「1人でクラブナンパに行って失敗した奴」のためにバスを用意してくれていたんじゃないかと考えているw

 

というか本音を言うとバスじゃなくて、24時間電車が走ってくれたうれしいと思っている。電車が24時間走らない理由はいろいろあるのだろう。俺たちがいつも安心して電車に乗れるのは、たぶん電車が動かない時間に誰かが働いてくれているからだろう。

人員の問題や利益の問題だってあるのだろう。

 

でももしも、本来午前5時が始発のところを、午前2時、少し引き下がてって午前3時にしてくれたら、たぶん夜の消費はもっと活性化する。

 

俺は今ではあまりクラブに行かなくなったが、クラブに行きたくない一番の理由が、始発まで電車を待つのが嫌だからだ。歳をとって朝までいるのがきついというのもあるし、朝まで遊ぶと次の日がつぶれるから、理想を言えば深夜3時くらいには家に帰りたいと思っている。

 

だからもしも俺がまたクラブに行くようになったとしたら、それはクラブから歩いて帰れる範囲に引っ越したときか、電車が24時間運行になった時、あるいは猪瀬氏が都知事に再選し、「かつての夢をもう一度」と、「24時間バス政策」を再び打ち出した時だけなのだろうと思う。

 

女の子を部屋に呼ぶという点でも、現実的には引っ越すことが最善なのだろうけど、心情的には、いつかまた猪瀬氏の夢に乗ってみたいと思っている。