渋谷でナンパした女の子にかっこいいと言われたわけですが

ナンパ実録

俺は今宵渋谷の街中に立っていた。

アフターハロウィンの渋谷はまたいつもの渋谷に戻っていて、この人混みだってふつうのことじゃないのに、なんかハロウィンの時に比べたらむしろ平凡な風景に思えた。

 

1人目 キレイ系 どんな系やねんw 

「おつかれ」

無視

 

2人目 1人目と似てるイヤホンしてる奴w

「こんばんは」

無視

「こんばんは」

無視

「おつかれ」

無視

 

3人目 美人系OL 

「こんばんは」

こちらを振り向く

「これからお帰りですか?」

「はい」

「家こっちなんですか?」

「はい」

「セレブ系女子ですねw」

「もう夕飯食べました?」

「食べました」

「マジっすか、じゃあ何か飲みましょうよ」

「いや、いいです」

「じゃあ俺まだ夕飯食べてないんでついてきてもらっていいですか?」

「えっなんで?w」

「でもこんな時間に家帰ってもつまんないテレビ見るだけっすよね?てか明日休みですよね?」

「はい」

「何か予定あるんすか?」

「何もないですよ」

「じゃあ5分だけいいですか?食後のコーヒー飲みましょう。こっから数分のところにめっちゃいいところあるんで」

「え~、でももう寝る時間だから」

「早いわ」

 

俺は来た道を反対方向に歩き出す。

立ち止まる彼女。

 

押せば行けると判断

 

「ちょっと早くしてもらっていいっすか」

ついてくる女子

 

「ナンパってうまくいくんですか?皆話聞いてくれます?」

「ほぼ聞いてくれますよ」(ウソw)

「何人くらい声掛けるんですか?」

「1人です。俺はその日その街で一番美人にしか声掛けないんで」(半分ウソw美人にしか声掛けないのは本当だけど1人にしか声を掛けないわけではない)

「ナンパよくするんですか?」

「たまにです」

「ナンパって何を目的にやってるんですか?ワンチャンあるぞとかですか?」

「いや、そこらへんの男と一緒にしないでくださいよ。誰でも良いと思って声掛けているような人たちとは格が違うんで」

 

「てかもうけっこう歩いてません?」

「そうっすか?まだ10秒くらいしか経ってないと思いますよ?」

 

そして俺がいつも使っている個室居酒屋に到着する。

 

 

 

がしかし、

 

 

「個室?2人っきりでしょ?私やっぱやめとくわ」

「いや、店員さんいますよ?」

「そういうことじゃなくてw」

 

ナンパを始めてはじめて居酒屋への入店に失敗しましたw

マジかw

 

個室だと警戒されるとかどっかで読んだことあるけど、本当なんだ。

 

とりあえず立て直す

「じゃあどっか他のところにしましょうか?」

「今日は帰る」

 

「いやいや、せっかくここまで来てくれたんで申し訳ないっすよ」

「じゃあハブにしましょう。ハブなら安心っすよね?」

「ハブ?でも混んでるしうるさくない?」

「じゃあハブ行って混んでたら帰りません?俺も帰るんで」

「わかった」

 

 

「お兄さんコリドー街でナンパすれば?」

「お兄さんかっこいいんですぐつかまりますよ」

「いや、俺はそういうの興味ないんで」(むしろ興味しかないですwちなみに俺は漆黒の暗闇の中だとごくたまにかっこいいと言われますw)

 

そして運命のハブに到着する。

 

 

 

店員「現在満席で立ち席のみになります」

 

 

 

ジ エンド。

 

 

 

てかうるさっ

ハブってこんなにごちゃごちゃしてたっけ?

 

彼女の顔を見る。

どうしたいのかはよくわからなかったが、

俺がこのごちゃごちゃ感に堪えられそうになかったため退店。

 

 

「他の店行きましょう?」

「ダメだよ、帰るって言ったじゃん」

「もっと早い時間に会ってたら良かったんだけどね」

「でもあなたがあの場所を歩いていたのはあの時間だけですよね?」

「まぁね」

 

「でもさっきの話もうちょっと詳しく聞きたかったな」

※さっきの話の内容については割愛しています。

「3時間くらいは話せますよ」

 

帰る流れになるw

 

「なんかありがとうございます」

「じゃあね」

 

※会話に関しては、忘れたものおよび双方のプライベートな話題は割愛しています。

 

結果的に連れ出しに失敗したわけだけど、まぁこれはこれでべつによかった気がする。なんか全体的にやりづらさは感じた。合わないというか。終始主導権を握られっぱなしだった。

全体的に押されっぱなしで、会話も敬語からタメ口に移行することができなかった。

 

今の俺は自分と気が合う人よりも自分の知らない世界を知っている人とできるだけ話したいと思っているから、その点では彼女とはもう少し話してみたいとは思った。まぁ出会うべき人ならまた会えるだろう。