渋谷で夜から朝まで9時間ナンパする。死闘の末に矢野がたどり着いた「あきらめない」という言葉の意味とは?

ナンパ実録

渋谷キャメロットでナンパ クラブナンパで大逆転を狙うが・・・

の続き。

 

クラブから出た俺は、まだ暗い渋谷の街中に再び降り立った。

「このまま終わってたまるか」

 

TSUTAYA前で1人で歩いている夜系の奴に声掛け

「おつかれ~」

声を掛けた瞬間踵を返される。

 

クラブにいたのだろう男女が駅の方に向かっていく。

俺は彼らの列には加わらずに、明け方の渋谷を歩き回る。

 

 

「諦めなければ奇跡は起きる」とういう言葉は、ある意味無責任な言葉だ。

過去の偉人は俺たちに「あきらめるな」という言葉を残してこの世を去っていったけど、もしも俺たちの登るハシゴの頂上に宝箱がないなら、あきらめずに挑戦し続けるということはとてつもない時間の無駄になるのだ。

彼らはそれをわかっていたのだろうか?

 

売れない俳優、バンドマン、お笑い芸人…

 

結果的に彼らが売れたり、何かに取り上げられたりすればどん底の生活は美談になるけれど、実際のところそうなるのはほんの少数で、大半はゴミとなって消えていく。

そういう人たちのことを俺はバカだと思う。

 

彼らはありもしない宝箱を目指して膨大なエネルギーを消費していったのだ。

 

 

そして俺もその1人なのかもしれない。

 

 

 

いつの日か俺はこうやって渋谷の街を歩き回っていたことを後悔するのかもしれない。

 

ナポレオン・ヒル博士は、「性欲をコントロールせよ」という言葉を俺たちに残した。

男の人生は所詮性欲に支配されているだけなのかもしれない。

 

 

わからない。

正しことも間違っていることもわからないけれど、

俺は今言葉では伝えられない何かを証明しなければならないような気持でいっぱいなのだ。

それはべつにナンパである必要はないのだけど、でも今は、その手段がナンパであるような気がしている。

 

それは「あきらめないこと」の先にある結果かもしれないし、何か他のことかもしれない。

とにかく俺はあきらめたくなかったのだ。

 

「明日やろう」ではダメなのだ。

俺には今この瞬間が全てなのだ。

 

 

金髪のキャバ嬢風の奴が目の前を歩いている。

 

顔を見ずに声掛け

 

「おつかれ」

「お帰りです?」

「うん」

難なく会話成立。

 

「何してたんすか?」

「いろいろ」

「家ここら辺すか?」

駅とは反対方向に向かっていたため

 

「うん」

「羨ましいっすね。何かお腹空きません?」

「今から夕飯食べるところ」

 

「朝食の間違いじゃないっすか?」

「夕飯食べてないの」

 

来た!

 

と思うじゃないですか?

いや、俺もこの文章だけ読んだらやっぱ奇跡ってあるんだな、ナンパの神様っているのかな?とか思うと思うんだけど、1つ問題があったんだ。

 

それは、

全然かわいくなかったんだ。

 

酔っていると普段よりもストライクゾーンが広くなってしまう俺だが、それでもどうかと思ってしまった。

俺はタイプじゃない人とのSEXは一切しない主義なので帰ろうかと思ったが、ブログをおもしろくするために、何かおもしろいことが起こることを期待して彼女について行くことにした。

 

「何食べるの?」

「ラーメンかな」

この状況でラーメン食べたら確実に俺吐くぞ。なんだかんだ言って9時間以上歩き回ってるからね。しかも酒とか眠眠打破とかいろいろ飲みまくってるし。

 

「どこで食べるの?」

「え~どうしよう?コンビニかな」

コンビニ?

まぁそれはそれでいいか。

彼女は俺が隣を歩いていることに対して大して違和感を感じていなさそうだしw、このまま自然に一緒に家に行けばいいか。

 

彼女の家の近くのコンビニに着く。

「え~何にしよう?」

俺も一緒に悩む

 

 

そんな最中、彼女はポツリと言った。

「あなたはどこで食べるの?」

 

えっ?

 

 

「私の家同居人いるから無理だよ」

 

 

えっ?

俺の作戦台無し。

 

 

 

ウソ・・・

 

 

だろ?

 

 

 

とっさに機転を利かせ、彼女の手からラーメンを奪って棚に戻す。

「何?」

「コンビニって健康に悪いからどっか他のとこで食べようぜ」

「え~嫌だよ」

「はぁ、行くぞ」

と言って外に出る。

普通に考えたらシュール過ぎるやり取りだったが酔っていたため何とかやり過ごすw

 

 

「カラオケにしようぜ」

吐きそうな奴がお腹を空かせている奴をカラオケに誘うという地獄絵図w

「カラオケは嫌」

当然断られるw

俺も嫌っすw

 

 

そして定食屋に入るw

 

朝から焼肉定食を食べる高校球児のような俺。

意外に食べられる。

 

 

「私カラオケ嫌な思い出あるの」

どうやら過去にナンパしてきた男のせいで、俺は「カラオケに行く」というオファーを断られているらしかった。やっぱり世の中の出来事って繋がっているんだな。どんな結果でも笑顔で立ち去ることで明日のナンパの難易度が下がる可能性はある

 

店を出て彼女の家に向かって一緒に歩く。

同居人がいると聞かされた後でも家に行くことにこだわる勇者な俺。

「家には入れないよ」

 

早い話がオッパイだ。

俺はオッパイを触りたいんだ。

 

彼女は顔はあまりかわいいタイプではなかったが巨乳だった。

今日俺は9時間歩き続け、1人のオッパイも触れなかった。このままじゃ家に帰れないんだ。

 

とりあえず手を繋いでみる。

怒られる。

 

あ~これ無理な奴だ。

ナンパ師がよく言う「形式グダ」ではないやつだ。

マジなやつだこれ。

 

 

 

そして家に着き、「じゃあね~」と帰っていく彼女。

「おおぅ」(か細い声)

見知らぬ場所で1人残される俺。

 

 

 

 

めっちゃハードな1日だった。

 

なぁ過去の偉人さんよ、

「これも一応成功だよな?」

だって俺、すごく爽やかな朝を迎えたぜ。一睡もしていないのに焼肉定食食べられたんだ。

 

その後家に帰って寝るが、眠眠打破の効果なのかわからないが、1時間くらいで目覚め、それからその日再び渋谷に行ったというのはここだけの秘密っす。眠眠打破最強説。