恋愛はマーケティング

なぜあの子はあんな奴のことが好きなのか?自分のほうが優しくて頭も良いし収入も多い。自分のことをちゃんと知ってくれたら好きになってくれるはずなのに。

人は誰でも自分のことが一番かわいいと思うものだから、あの人が自分を好きになってくれないのはあの人が自分のことをよく知らないからだと思うことがある。悪いのは何もしない自分ではなく自分を好きになってくれない相手だと思ってしまうのである。ハッキリ言ってそんな思考の男が魅力的に見えることはない。

 

恋愛の初期段階では自分のことを相手に知ってもらう努力が必要になる。

だけどただありのままを知ってもらったところで、それが魅力的であることはない。

相手に伝えなければならないのは、相手が自分に興味を持ってくれるようなメッセージである。イケメンは生きているだけでメッセージを発し続け、甲子園球児は血のにじむような努力の末に有名人というメッセージを発する。モテる男はみんな何かしらの異性にとって魅力的なメッセージを発信している。

 

企業もメッセージを発信している。企業は消費者に興味を持ってもらうために何千万という金を支払って、きれいな女優を自社CMに出演させる。しかしその女優がその企業で働いているわけじゃない。その女優が四六時中ほろ酔いやコーラを飲んでいるわけではない。大事なのは消費者に与えるイメージである。企業は消費者に良いイメージを持ってもらうために努力をしているのである。

 

俺は女の子の化粧が好きだ。

女の子の化粧はありのままとは程遠い。

詐欺メイクと呼ばれるビフォーアフターに差がありすぎるメイクもあるほどに、女の子はメイクで顔が変わる。女の子がメイクで何をしているかといえば、メイクによって社会にメッセージを発信しているのである。

芸能界でよく清純派という言葉を聞くが、あれもマーケティング戦略の一つである。

黒髪ストレートでメイクもナチュラルで、それがおしとやかな女性らしくて男は簡単に騙されるが、見た目が清純派だからといって、プライベートの言動まで清純派なわけではない。女性人気は最悪だが男性人気は高い女性芸能人は異性へのメッセージの発信がうまいと思って間違いない。

 

ナンパにおいても初対面の相手にメッセージを発信するというのは大事になる。

問題なのはありのままの自分ではない。相手に自分をどう見せるかである。

見た目も口調も何を言うかも全てマーケティングメッセージなのである。

渋谷のクラブでおじさんがチャラい声掛けでナンパするのも銀座で大学生がスマートにナンパしようと試みるのも俺は間違ってると思う。それぞれの場所にはそれぞれの特色があって、そこに来ている女の子たちが求めている男性像も違う。

女の子が発するメッセージと男が発するメッセージが合致する時が恋が生まれる瞬間なのである。

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