俺は悔しさを食べてきた。悔しさは成功の栄養素

もうずっと前の話だけど、今でも俺には鮮明に覚えているある出来事がある。

 

ある中小企業に面接に行った時の事だった。

そこはバリバリの体育会系の会社で、そこのトップに立つ社長も、毎日ジムに通っていますという雰囲気の中年オヤジだった。

 

俺は一目で「あっここは違うな」と思った。

たぶん彼の方でも「あっこいつはないな」と思ったに違いない。

 

予想に難くなく俺は落ちたのだけど、ハッキリ言ってそんなことはどうでも良かった。俺がずっと気になっていたのはそこの事務所にいた事務方なのか秘書なのかは不明だが、女性2人が明らかに社長と仕事の関係以上の何かを結んでいるのではないか?ということだった。

 

その事務所にはなぜか社長と女性2人以外に人はいなかった。

 

1人はめちゃくちゃ美人かつ巨乳だった。推定Gカップだ。おそらくレベルは8くらいだ(10段階中)

彼女はお茶出しなどをしてくれたのだが、俺は彼女の胸を見ないようにするのがやっとだった。できれば見たかったが、「俺はこれから職を得るという人生の大イベントの前なのだ。煩悩に支配されている場合ではない」と自分を律した。

 

もう1人は明らかにキャバ嬢風な雰囲気を醸し出していた。髪は茶髪ロングにウェーブがかかっていた。仕事を真面目にしていますという外見ではなかった。俺の好みのタイプではなかったが、ギャル系が好きならきっとど真ん中だろう。

 

2人はルックスだけを見たら全く異なるタイプだった。

 

羨ましすぎるだろ。

1つ屋根の下で異なるタイプの美女と毎日を過ごせるなんて。

 

 

もちろん彼女たちはまっとうに選考を勝ち抜いて仕事をそつなくこなして、仕事は仕事、社長は社長、媚びを売るつもりはないと言って真面目に働いているのかもしれない。それが真実であるなら、俺のこんな妄想は失礼極まりない。きっと官能小説の読み過ぎなのだろう。

 

 

だが、

 

だがそれでも俺はなぜかめちゃくちゃ悔しかったんだ。

 

 

 

俺の嫌いなタイプの社長が毎日大金を稼いで、誰もが羨むような美女たちと3人で狭い事務所の中で過ごしている。偉そうにソファーに腰かけていやがる。こっちが求職者なのをよいことに。

 

それに対して俺は、金もなく仕事もなく、自分の嫌いなタイプの人間に対して「ぜひ働かせてください」と心にもないことを口に出している。

仮に働けることになったら、今後毎日社長の顔色をうかがいながら呼吸をしなければならないのだろう。あぁ未来が見えてしまった。

 

 

 

そんな人生は死んでもごめんだ

 

 

「ありがとうございました」

巨乳美人「合格の場合は二次面接があります」

「はい。よろしくお願いいたします」

 

俺は事務所を出た。

社長と巨乳美人に見送られて。

 

お前の下で働くなんてマジでごめんだ。

 

 

もう二度と会うことはないだろう。

巨乳美人とは、できれば街中で会いたかったぜ。

 

 

俺は帰り道の公園で泣いた。

なぜかすごく悔しくて涙がとまらなかった。

 

 

そして俺は夜の公園で自分に誓った。

 

俺は俺のやり方で絶対に高みにのぼる。

 

 

悔しさはとっても苦くてまずいけど、泣きながらだって食べれば必ず人は成長する。

コメント