今を生きるのがつらい君へ贈る

俺は今日11月2日を元気に生きている。さっき食べたラーメンがめちゃくちゃまずくて一瞬落ち込んだけど、今は持ち直してこの文章を書いている。

 

 

君も11月2日を生きている。

 

 

べつに11月2日に何か特別な意味があるわけじゃない。

 

俺が言いたいのは、11月2日を生きることができなかった人たちがたくさんいるということだ。

今日を生きることができなかった人たちがたくさんいる。

 

 

本当は生きたくて生きたくて仕方なかったのに、

11月2日を生きることが出来なかった人たちがたくさんいる。

 

彼らが死んでしまった原因は治せない病気にかかってしまったことかもしれないし、あるいは自ら命を絶ってしまったのかもしれない。

あいみょん – 生きていたんだよな 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

「生きていたんだよな・あいみょん」

 

 

俺は自ら命を絶つという選択が特別悪いことだとは思わない。

人はよく「自殺はいけない」とか「自殺とは自分を殺すこと」だとか言うけど、俺はあくまでも命の選択は他の誰かではなく個人にあると考えている。

 

 

なぜならどれだけ他者に自殺はいけないとかなんとか言っても、他人は誰かの一生に責任を持つことはできないからだ。

 

 

「生きていれば良いことがある」なんてあまりにも無責任だ。そんな得体の知れない未来のことを提示されて生きる気力が起きるわけがないだろ。

それに、「じゃあ私はあなたの言う通り生きるからこれから先ずっと面倒見てくれる?」とか言われたら責任持てるのかよと思う。

 

だから少なくとも俺は、責任の取れる以上の手を差し伸べることはない。

 

だからたとえばこの記事だって、薄っぺらい自己啓発本にあるように「生きていれば良いことがある」なんて言うつもりはこれっぽっちもない。

 

 

生きていればたしかに良いことはあるかもしれない。

ないかもしれない。

そんなの知るかよ。

同じ道を歩んでいる人間なんてこの世にいないのだから、わからないだろそんなこと。

 

こういう事実が存在することを知ったうえで、明日も生きるかどうかは完全に個人の自由だ。

 

 

だけど俺には今がつらい君に伝えたいことが一つだけある。それは人は立派でも何でもなくても生きていくことができるということだ。

 

 

 

俺は今日も東京のど真ん中で恥をかいて生きている。

 

 

とっくに終電がなくなった深夜の渋谷をブラブラ歩いている。女の子をナンパするために歩いている。

 

 

俺はバカだ。

こんな夜中にナンパするためにバイオハザードのゾンビのように街中を歩いているのだから。コスプレしているわけじゃないのに、まるでソンビみたいなんだ。

 

 

 

俺はバカだ。

だけど君はとても思慮深い。

 

 

俺はバカだから世の中の仕組みがよくわからない。

だけど君は思慮深いから、きっと世の中の仕組みがわかってしまったのだろう。

 

 

俺はバカだから、今日も何とか生きていられる。

だけど君は頭が良いから、きっとずっと先の未来を見通すことができてしまったのだろう。

 

 

 

俺はバカだけど、

それでも時々不安になることがある。

 

結婚できるのかな?とか

老けてモテなくなるのかな?とか。

 

 

たまに不安になる。

 

 

だけど俺は頭が悪いから、

そういう不安はすぐに頭の端に追いやってしまう。

 

 

 

俺なんかが生きているのに、

君がいなくなるなんてもったいないじゃないか。本当に心の底からそう思う。

 

 

俺は思う。

ただ生きることにはきっとものすごく価値がある。

何かを成し遂げることじゃない。

ただ生きるということだけだ。

 

 

エジソンは電球を開発して世界を変えた。

グラハム・ベルは電話を開発して世界を変えた。

フォードは大衆向けの自動車を流通させて世界を変えた。

スティーブ・ジョブズは世界のデザインの概念を変えた。

 

 

でも彼らは今この世にいない。

 

 

それに対して俺たちは今日、今ここにいる。

 

 

 

誰にも認められないかもしれない。

誰にも「好き」と言われないかもしれない。

 

 

恥をかいて無様に生きて1億3千万人を敵にまわすかもしれない。

でも俺たちは今生きている。

 

 

 

 

俺はいつだって君の味方でいる。

 

 

 

君がクラスの全員から無視されても、

君が使えないダメな奴だという烙印を上司に押されても、

 

 

俺は変わらず君に「おはよう」と言う。

 

 

 

君がクラスのみんなから無視されても、

昼の時間になったら君の席にいって一緒に弁当を食べる。

 

俺も君と一緒にみんなから無視されるようになるかもしれないけどそんなことはどうでもいい。

先生や上司から嫌われたって、俺は俺の思うことだけは絶対に曲げない。

 

 

 

俺は不器用だし、人脈もお金もないから、

今日、君が生きづらいと感じている世の中を変えることはできない。

 

 

でも俺は、今こうやってブログを書くことが誰かの人生を変えると心の底から信じている。

終電がなくなって深夜の街中で女の子に無視されまくって、それでも歩き続けることが、誰かの人生に勇気を与えると心の底から信じている。俺はバカだから、こういうことを本気で思ってしまう。

 

 

もしも君が「こいつバカだな。俺の人生まだまだ全然やれるじゃん」と思ってくるなら、俺にとってそれは、好きな芸能人と付き合うよりも価値があることだ。

ごめんやっぱウソはつけないわ。芸能人と付き合う方が良いわ。

 

でもそれと同じくらいうれしいというのは本当だ。

 

生きることが素晴らしいことかどうかはわからない。でも価値があるというのはきっと真実だ。とりあえず今日は寝ようぜ。俺は歩き疲れてめっちゃクタクタなんだ。そして一緒に11月3日も生きようぜ。べつに夢も希望もなくたっていいじゃないか。今日一日が鳥に糞をされるような一日でも、犬の糞やガムを踏んでしまうような一日であってもいいじゃないか。

 

とりあえず明日も生きようぜ。

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