ナンパ下手です。うまくいかなすぎて足からは血が出て目からは涙が出ました。

ナンパは難しいものなのかそれとも簡単なものなのか 俺にはわからない。

俺はナンパを始めてから今に至るまで

一貫してナンパは難しいと思っている。

それはお前に腕がないからだよと言われたら

たぶんそうなのかもしれない。

 

ナンパはめちゃくちゃ簡単と言っている人がいて

事実として結果を出していたら

すごいと思うし尊敬すらする。

 

俺はナンパが難しいと思っている。

 

街に出て声を掛けて1人目で成功することもある。

だけどそれでナンパが簡単だということにはならない。

街に出て1声掛け目でうまくいくことの何倍も

何の成果も出せずに家に帰ったことのほうが多い。

 

 

少しナンパから離れていて久々にナンパしたとき

俺には過去の成功法則があったら

絶対に成果を出せると思っていた。

 

ブランクによって腕が落ちることはあっても

全然成果を出せなくなるとは思っていなかった。

 

だから楽勝だと思っていた。

 

ところが3日間ほど連続でナンパして

何の成果も出なかった。

それどころかまともな会話すらできなかった。

トークのたたみかけが全然できない。

声掛けたのに沈黙を作ってしまう。

ナンパでは連れ出すまでは沈黙を作ってはいけない。

 

ナンパ こんなに難しかったっけ?

 

深夜になっても歩き続けて

足からは血が出て

次の日の朝には足が痛くて普通に歩くのもつらかった。

 

それでも俺は信じたくなかった。

自分がこんなに雑魚だってことを信じたくなかった。

 

深夜になって街の中から女の子の姿が少なくなったから

場所をクラブに移すことにした。

 

クラブに入る前に1人外で酒を飲んだ。

テンションが上がるどころか余計に下がった。

入り口ではボディチェックのガキがむかついて

さらにテンションが下がった。

 

 

クラブに入るとつまらなそうにしてるのは俺だけだった。

みんなグループで固まって

男もあの子行こうって目配せし合って

俺だけが浮いてるみたいだった。

俺はその空間にいてはいえけない存在とすら思った。

 

そんなテンションで声掛けてもうまくいかないから

耐えきれなくなって外に出た。

 

夜の街はまだ明るい。

歩いていると

涙がでてきた。

泣いたら目が充血してもうナンパできなくなる。

 

歩き疲れて道端に座っていたら

グループが通って2度見された。

ホームレスや酔っぱらいはいつもこの目で見られてるんだな。

 

スケボーのガキどもが活動を初めて

俺が座っているのが邪魔そうだった。

ここも移動しなきゃならないのかよ

 

男女グループがすれ違った時

その中にタイプの美人がいて

その温度差にまた泣けてきた。

 

今度の涙はもうとまらなかった。

 

だけどまだナンパしたい。

 

涙は跡になるから

ティッシュで目を押さえて拭いた。

しばらくその場から動けなかった。

 

この涙の正体が悔しさなのか何なのか俺にはわからなかった。

 

だけど泣いたら少しスッキリした。

 

 

まだ終わっちゃいない。

そこにかわいい女の子が1人でもいる限り

俺は声を掛け続ける。

 

俺のナンパはナンパを始めた頃から一貫して泥臭った。

俺は立ち止まっているだけで

女の子が寄ってくるような男じゃない。

 

それは俺が一番よくわかっている。

 

だからこそ俺は声を掛け続けなきゃならない。

 

立ち上がって歩くと

1人で歩くかわいい女の子がスカウトやキャッチがたむろする場所を通ろうとしていた。

 

俺はすぐに彼女に声を掛けた。

 

おつかれー

ビックリした様子でこちらを見る彼女。

 

明るい場所で声掛けちゃったから

目が赤いのがバレるかもしれない。

鏡がないからわかんなかったが

俺はどんな顔で声掛けてたんだろう?

 

こんな時間に何してんの?

友達と待ち合わせです。

 

この際理由はどうあれ粘るのみだ。

 

しかし運悪く居酒屋のキャッチにつかまって

その対応してるうちに彼女はコンビニに入ってしまった。

俺はその場を離れた。

 

それからもう一軒別のクラブに行った。

2人に声掛けて

1人は連れの男がすぐ近くにいて

遮られた。

ついてねえな。

 

クラブを出てから2人に声掛けた。

1人は仕事終わりのキャバ嬢

フロントから入った。

大丈夫ですと言われてタクシーでお帰りになった。

ゲームセットだ。

 

俺にはナンパがわからなくなっていた。

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