オナ禁とホメオスタシス(恒常性)の関係性

多くの男にとってオナ禁はめちゃくちゃ難しいことである。

オナ禁の成功を阻むホメオスタシス

環境が変わってもそれまでの状態を保とうとする働きとしてホメオスタシス(恒常性)というものがある。これは生物にとって非常に大切なもので、これがあるからこそ我々は日々生きていくことが出来る。

しかしこのホメオスタシスは、我々が何かに挑戦しようというときにも働き、たとえそれがその人にとって良いとその人自身が思っているものであろうとも、「急に無理してどうした?ちょっと意識高すぎるんちゃう?バランス壊すで。やめといたほうがいいんちゃう?」と我々を元のダメ人間へと引き戻そうとする。ダイエット然り勉強然り。

ホメオスタシスはオナ禁で人生を変えようと企てる我々の前にも立ちはだかる。

「お前オナニー日課やろ?今日やってないけどどうした?体壊すで。」オナ禁に挑戦する者は、四六時中こんな言葉を受け続けなければならないのだ。習慣とは本当に恐ろしいものである。

”する”ではなく”させられている”

男は、「俺はオナニーをする」のするは動詞の”do”だと思っているだろうがそれは違う。我々は習慣によって”させられている”のである。これはまさにコペルニクス的転回である。

我々はこの悪しき習慣を断ち切られなければならない。

しかしこれは簡単なことじゃない。この難題に挑戦した男たちの多くがこれまでに涙を飲んできた。我々の意思の弱さか?我々の生まれ持った性のせいなのか?

ホメオスタシスの阻害力

オナ禁を阻止しようとするホメオスタシスの働きには段階がある。

  • オナ禁開始1日目~1週間 この期間にどんな罠が待っているかというと、身体的なつらさが待っている。性欲がMAX状態になってちょっとした刺激に反応してしまう。ふだんならエロとも思わないようなものに反応してしまい、考え方を変えれば童貞の頃に戻ったような青春を味わえる期間である。
  • 身体的なつらさを超えるとホメオスタシス氏は一旦姿を消す。押してダメなら引くというやつである。ここはとくに変化のない安らかな期間である。しかし当初のホメオスタシス氏による猛攻がパッタリと止んだことに油断しリセットしてしまう危険性もはらんでいる。しかしそんなことをしたら思う壺である。
  • オナ禁開始30日~ ここまでいければ優秀だろう。巷で言われているようなオナ禁効果が現れているかもしれない。しかしオナ禁に関してはプラシーボ効果的な要素も否定できないから効果を感じにくい人もいるだろう。オナ禁効果のひとつに女の子にモテるがあるが、オナ禁をしていい精神状態になって、筋トレなり人の集まりに参加するなりいろんなことに挑戦した結果モテるようになるわけであって、何もせずにオナニー我慢してるだけでモテるようになるわけがないwそれってただの我慢強い奴じゃん。

ホメオスタシスの最終試験

オナ禁が全然できない人は30日を超えればもう安心だと思うかもしれない。しかしホメオスタシス氏の巧妙な罠はここにも仕掛けられていたのである。

それが

もういいやという絶望である。

 

オナ禁をしていろんなことがうまく回り出すとマジで人生が変わったように楽しく感じ始める。ちょっとしたことに胸がドキドキしていろんなものがキラキラ輝いて見えるようになる。街中の女の子がみな天使に見え、通行人みんなに笑ってあいさつしたいくらい穏やかな気持ちになれる。これは長期的なオナ禁の効果である。

しかし人生は必ずしもうまくいくことばかりではない。暗闇の先に光があるように、人は明るい場所でだけ生きていくことはできないのである。それで何か嫌なことがあった時に、それはオナニーとは全然関係ないことのはずなのに真っ先に「もうオナ禁やめよう。意味なかった」という思考になってしまうのである。

これは最大にして最後のリセット危機である。少なくとも俺はこれまでに全てこれが原因で失敗している。オナ禁ではAVなりを見ない生活をすれば身体的なつらさを超えるのはそこまで大変なことじゃない。本当に大変なのはいつか訪れる絶望を乗り越えることなのである。

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