その一歩を踏み出さないのは優しさでもなんでもない

マインドセット

好きなタイプは優しい男と答える女の子は多い。それで男は優しさというものを勘違いしてしまって、最後の最後で臆病者になってしまうことがある。

女の子と2人でいる時に、直球でSEXへと誘うことはゲスイ男のやることだと思われている。だから男の多くは友だちと接するように何ともないフリで女の子に近づこうとする。相手の気に障ることをしないように過剰に気を使い、その結果流れ星のようにたまたま舞い降りるのがSEXとでもいうように、徹底して待ちの姿勢を貫こうとする。恋愛工学では一度相手に友だちフォルダに仕分けされてしまうと再び恋愛対象になるのは難しいとされている。この友だちのように害のない男として相手にアプローチすることをフレンドシップ戦略と呼ぶようだ。俺がナンパで成果を出せるようになったのは、SEXを目的に押さないことは優しさでも何でもないと気付いてからだった。それまではずっと相手を傷つけないことこそが優しさだと思っていた。フレンドシップ戦略こそが誰も傷つけず、自分も傷つかない、最強の戦略のはずだった。しかし過去を振り返ってみてそれで何かいいことがあったかと言えば、たまに優しいねと言われるだけで、カラオケの退室時間が来れば彼女たちは帰っていったし、もう終電だけどもう1軒付き合ってよーなどと言われたことなんて一度もなかった。もう一度会いたいと思ってもらうことすらできなかった。何もせずに何も思われずにやり過ごすことは優しさじゃなくて、むしろ女の子の方からアプローチさせようとしたり、偶然を装ってビックリするほど突然オオカミに変身するほうが、よほどひどい男なんじゃないかと俺は思う。ナンパでもその他の出会いでも何でも、男に生まれた以上はアプローチする側の役割として社会的に認識されてるというのを最大に有効活用するべきである。アプローチして失敗しても失うものなどないと気付くはずだ。キスをしようとする時も、今日はずっと一緒にいようと伝えようとする時も、その一歩を踏み出すことを恐れてはいけない。2人の時間を誠実に過ごして相手が恋愛の舞台にのぼってきているのなら、キスをしたい手を繋ぎたいと伝えることは悪いことではない。正しくアプローチの階段をのぼれば、その先には必然的にそこに行き着くのだ。奥手な人は下心を見せることに罪悪感を感じることがあるかもしれないが、相手だって立派な大人の女性なんだから恋愛対象の男と女が2人で時間を過ごすことが何を意味するかはちゃんとわかってる。万が一断られたって嫌われるわけじゃないし、また立て直して2回目にチャレンジできる。何もしないことは優しさじゃないと知ること。恐くてもその一歩を踏み出すこと。